私の「楽だけど時給が安いアルバイト」は、ビラのポスティングでした
● 50歳 男性私の「楽だけど時給が安いアルバイト」は、ビラのポスティングでした。
家のポストにビラを入れる仕事です。
当時、確か1枚3円位だったと思います。だから、10戸に配ると30円。100戸に配ると300円。1000枚でようやく3000円でした。
それを朝から晩まで黙々と行います。
最初は何て割に合わない仕事なんだと思いました。
しかし、いつもそうでしたが、晴れた日に10分も行うと、体にランニングのようなリズムができてきて、そのうち、家を見つけると、ポストに入れる。家を見つけると、ポストに入れる。たったそれだけの単純作業で、頭は何も考えなくなり、体の運動になりました。
時間も自由でしたのでいつも晴れの日にやっていました。
「これってダイエットになり、わずかでも金がもらえる。なんてよい仕事なんだ」と思うようになりました。
最初は、「割に合わない仕事で、誰もやる人はいないだろう」と思っていた仕事が、気づけば自分がはまっている。時間がたつごとに、手持ちのビラは見る見るうちにすべてのポストに消えいき、同時に、そのエリアの住宅地のポストにすべて入れ終わると、なんだか征服した気持ちになりました。
そこで、ポスティングは、大変な労働のように見えて、実は「楽だけど時給が安いアルバイト」だと私は思いました。